1983年8月31日の気象状況

1983年8月31日の気象状況
静止衛星Himawari2/GMS-2による画像>


UTC1983.08.31.12:00 JST1983.08.31.21:00 Himawari2/GMS-2

UTC1983.08.31.16:00 JST1983.09.01.00:00 Himawari2/GMS-2

UTC1983.08.31.19:00 JST1983.09.01.03:00 Himawari2/GMS-2

UTC1983.8.31.19:00 JST1983.09.01.03:00 Himawari2/GMS-2
 8月31日の天気は、アンカレッジ西側海上に雲が発生し、オホーツク海は薄曇り。カムチャッカ半島、サハリン、稚内まで曇り、所によって雨の天気だった。上空の雲の動きはサハリンから知床岬へ南東へと流れていた。この画像を見るとアンカレッジ空港は曇り。気象衛星画像は赤外線画像で、透けている薄曇のところが、実際には目視で透けて見えない2,000mから500mの薄く厚い曇。白い雲に見えるところは雨が降っている。

UTC:1983.8.31.18:00 JST:1983.09.01.3:00 Himawari2/GMS-2

UTC:1983.8.31.21:00 JST:1983.09.01.6:00 Himawari2/GMS-2
 オホーツク海上空の薄雲はサハリン北端まで広がっていた。雲の厚さや水蒸気によってレーダーの反応の仕方が異なる。9月1日のサハリンと稚内は夜明け前から一日中曇り。札幌は午前午後晴れ。アラスカからサハリンまで高度10km以下の対流圏は、西から東へ雲が流れ、11km以上の成層圏は全く逆に東から西へ流れていた。

UTC:2009.8.21.06:00 JST:2009.08.21.15:00 Himawari6/MTSAT-1R
 最近の可視光画像。赤外線画像と可視光画像は雲の不透明性と厚さが少し異なって見える。2009年8月21日の雲の状態は、厚く上層は35,000フィートを越える所も出てくる。この雲の高さは、14,000m前後。

UTC:2009.8.21.06:00 JST:2009.08.21.15:00 Himawari6/MTSAT-1R Typhoon

KAL007事件不明箇所-2.領空侵犯の原因
 KAL007便の領空侵犯が意図されたコースの離脱か、操作ミスによる過失か。積乱雲回避説や慣性航法装置の故障説、管理関係者の指示やアメリカ軍部からの依頼説、ソ連側の空軍基地の位置と起動能力、設備などを調べるためのスパイ機説などが考えられ、逸脱原因の決定的な確証はどの説もない。コース逸脱の原因を探求すると迷宮入りするほど、多くの有力な説はあるが確定できる基本的な証が残っていない。
(C)Junpei Satoh/The truth of Korean Air Lines Flight 007/Several viewpoints from Japan side/Free Document Lisence, 20 August 2009